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円形脱毛症の検査・診断
検査と診断

円形脱毛症は脱毛の状態から診断します。ただし、鑑別すべき病気はたくさんあります。小さい子どもでは、精神的な面に問題があって自分で毛を抜くことがあります(抜毛癖〈ばつもうへき〉)。この場合、途中から毛が切れていることや不規則な脱毛であることから判断します。

また、脂腺母斑(しせんぼはん)という生まれつきのあざがあって、脱毛斑になっていることもあります。生まれつきあること、少し黄色っぽいことが特徴です。白癬菌というカビが毛の中に入って脱毛を生じるケルズス禿瘡(とくそう)という病気もあります。

膿(うみ)をもつのが特徴です。早期に治療をしないと永久脱毛になります。エリテマトーデスという膠原病でも毛が抜けることがしばしばあります。その場合、全体に抜けることもあれば、部分的に赤み、傷あとを伴って抜ける(円板状エリテマトーデス)こともあります。後者の場合は放置すれば永久脱毛になります。

自己診断
  • 脱毛しているところは、境界がはっきりしているかどうか。
  • 脱毛している部分の周囲の毛を引っ張って、痛みがなく、簡単に抜ける。
西洋医学治療

円形脱毛症の西洋医学治療そのものが対処療法であり、根本的な治療方法が確立されていないです。