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円形脱毛症の分類・原因
分類
単発形円形脱毛症

脱毛する前兆としてかゆみや大量のフケなどが生じます。円形脱毛症の多くの初期症状は、何の前触れもなく頭髪に丸い脱毛部分が出ます。大きさはさまざまだが、十円玉サイズの大きさが多いです。

多発型円形脱毛症

単発型脱毛症から脱毛症症状が進むと、脱毛が2箇所以上の場所に発生する多発型円形脱毛症にかわります。髪の毛に限らず全身のあちこちに出来ることもあります。多発型脱毛症が進行すると、頭皮全体の髪の毛が抜け、全頭脱毛になり、多発融合型円形脱毛症と言います。難治性の脱毛ですので、治療には根気を必要です。

全頭型円形脱毛症

多発型脱毛症から脱毛症症例がさらに悪化すると、数箇所に起きていた脱毛部が、次第につながっていき、やがて頭皮全体の毛が、全て抜けてしまい、髪がなくなります。全頭脱毛症は、治りが遅く、相当の治療と期間が必要です。

汎発型円形脱毛症

全頭型脱毛症がさらに悪化すると、ひげ、陰毛など、あらゆる体毛が抜けおちます。汎発型脱毛症治療の予後が悪いタイプです。全身脱毛症とも呼ばれます。脱毛症発症は生後まもなく、幼児期、一次成長期、二次成長期、成人後に発症することが多いです。特に症例が多いのが二次成長期までに発症したパターンで、治療の長期化により完治の難しいタイプとされています。

原因

円形脱毛症は精神的ストレスが原因であると広く信じられていますが、これは主要な原因ではありません。現在では自己免疫が円形脱毛症の原因と考えられています。自己免疫とは、本来細菌やウイルスの感染から体を守る免疫が自分の体の成分に反応して損傷を与えてしまうことです。円形脱毛症では、毛が抜けても毛包は残っているので、発毛の可能性は常にあります。

自己免疫異常による円形脱毛症

自己免疫異常は脱毛症原因のひとつです。自己免疫異常な場合は、毛根の周りにリンパ球が集まって、毛根を激しく攻撃し、髪の毛が突然抜け落ちてしまいます。円形脱毛症の症状の他に、元の免疫異常疾患(甲状腺疾患や糖尿病、アトピー性皮膚炎など)も現れます。

非自己免疫異常による円形脱毛症

家庭内や、仕事上の問題など精神的なストレスが円形脱毛症原因となるケースが多いです。円形脱毛症は、現代社会では増えています。円形脱毛症は古くからストレスによって発症すると言われており、特に成人後に発症したものはストレスによるものが多いとされています。ストレスが原因の場合はストレスやプレッシャーがなくなれば、短期で完治することが多いです。