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円形脱毛症の症状

円形脱毛症では頭の毛が円形(類円形)に突然抜けてしまいます。かゆみや痛みなどの自覚症状はありません。通常の円形脱毛症のほかに、頭の毛がすべて抜けてしまう全頭脱毛症(ぜんとうだつもうしょう)、眉毛・まつ毛・腋毛(えきもう)・陰毛などの体中の毛も抜けてしまう汎発型(はんぱつがた)脱毛症があります。

毛だけではなく爪にも点状のへこみが認められることがあります。また、円形脱毛症はアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や自己免疫性疾患などと合併する頻度が高くなっています。

脱毛

円形脱毛症の自覚症状など何も無く、ある日突然、頭にコイン大のハゲができます。円形の脱毛巣がひとつだけできるものから、頭髪全体が抜けるもの、さらに眉毛、まつ毛、陰毛や体毛など、ほぼ全身の毛が抜けるまであります。脱毛巣周囲の毛を軽く引っ張ってみて、数本の毛が抜ける間は進行中です。

脱毛巣の皮膚は、周囲よりへこんだ状態になっていて、しばしば軽い発赤を伴います。進行が止まれば、多くの場合は数カ月後に軟らかい毛がはえてきて、その後硬い毛がよみがえります。

円形脱毛症の進行がストップすれば、数カ月後に軟らかい毛が生えはじめ、その後には硬い毛がよみがえってくることが多いです。

他の症状

脱毛に付随するその他の症状も見られます。円形脱毛症患者の約25%の患者爪に小さなへこみや横スジといった症状があります。一般的に、著しい疲労、貧血などといった、身体の不調が起きたときに、爪に横スジの症状がでやすいです。爪のくぼみの症状がすすんで、スプーンのような形にまで変形しているときには、重度の貧血をおこす可能性があります。